無酸処理 焼のり
無酸処理 焼のり
  • 画像をギャラリービューアに読み込む, 無酸処理 焼のり
  • 画像をギャラリービューアに読み込む, 無酸処理 焼のり

無酸処理 焼のり

通常価格
$6.00
販売価格
$6.00
通常価格
売り切れ
単価
あたり 

無酸処理 焼のり

特徴:

袋を開けると磯のいい香りがします。

パリッとした歯切れの良さと、口の中で溶けて広がる磯の香りが特徴的です。

海洋環境の悪化につながる「酸処理」を一切せず、一番摘みの香りよく柔らかい海苔だけを使用しています。

 

海苔の酸処理と海の環境について

海苔ははるか昔、平安時代から朝廷への年貢として収穫されていたといわれています。

そして、江戸時代、鮮魚や海産物が好きだった徳川将軍家に新鮮な海苔を献上するため、養殖が始まり、さらに市場での財源とするため、増殖が始まったといわれています。

もともとの養殖は、潮の満ち引きが大きいところで海に網を張って行われていました。

海苔は、潮が満ち、海水の中にいる時は山や川を経て流れる養分の恵みで成長し、

干潮時に、海水から顔を出し、太陽や風にさらされる干出によって、自然の力で乾燥と殺菌がされます。

それにより、雑海藻が取り除かれ乾燥に強い海苔だけが残ることで、病気になりにくくなり元気に育ちます。

海藻の環境適応の違いを利用した先人たちの素晴らしい知恵です。

しかし、近代化に伴い干潟や浅場の埋め立てなどにより、従来の養殖ができる健全な海は少なくなっていきます。

また、1949年、イギリスのドリュー女史の発見をもとに、海苔のライフサイクルが解明され、人工採苗の実用化へとつながり、海苔養殖の技術を大きく助けることになります。

そうすることによって、収量の増加と海苔養殖ができなかった地区も産地の仲間入りを果たしていきます。

しかしながら、本来の生育環境でない場所での海苔の養殖は「干出」ができず、雑藻被害や病害が多くなります。

その対策として「酸処理」が行われるようになりました。養殖中の海苔網を海から引き上げ、酸性の液にしばらく漬けてから海中に戻す方法が一般的で、現在ではほとんどの海苔養殖で取り入れられています。

「酸処理」は行政の指導のもとで行われてはいますが、使用する処理剤の成分や使い方によっては食品としての安全性が懸念され、漁場環境の悪化につながります。

また、見かけは黒々と美しい海苔ができますが、本来の味と香りは損なわれがちです。

一方、元来の方法では、干出中は成長しないため生産効率が落ちますが、海の環境に悪影響を及ぼすことはありませんし、何より海苔本来の美味しさを保つことができます。


「無酸処理焼のり」をお届けできるのは、美しい海が守られてきたからこそです。これからも「森・川・海」の連環と、健全で持続可能な漁場利用が、将来の美しい環境と豊かな食生活につながることを願っています。

 

パッケージについて

おもてのデザインは、山と川と海の自然の連環を表現したものです。
(版画家の森ひろこさんに制作していただきました。)
裏面には、前述のように酸処理について書いています。

袋は、アルミ箔のものですので、光による劣化から海苔を守ります。
それと同時に、酸素の透過性も非常に低いので、長期に亘って海苔を良い状態で保ちます。

とても良い袋なので、海苔を使い切った後も、再利用して下さると嬉しいです。
市販のフリーザーバッグなどよりも、断然良い状態で食品を保管できます。
香りの強い食品などには、特におすすめです。
香味野菜やハーブ、コーヒー豆なんかには最適です。

 

名称 焼きのり
原材料名 乾のり(伊勢湾産)
内容量  板のり10枚
保存方法 直射日光、高温多湿を避け保存
製造者 有限会社 こんぶ土居 大阪市中央区谷町7-6-38

 


こんぶ土居について

こんぶ土居は、創業以来百有余年、伝統ある大阪の食文化を守り育て、本物を次代に伝えています。

shopimg.jpg

 

江戸時代から明治にかけて、北海道と本州間の交易の要であった北前船。

その起点であり終点であった大坂へ北海道の産物は集められ、昆布文化は大坂の地で華ひらきます。


堺の刃物技術によって加工されるようになったとろろ・おぼろ昆布、和歌山の醤油との出会いによって生まれた塩昆布、そして何より昆布の出汁は世界に誇る日本料理の基礎をつくりました。

 

「食の基本はおいしさと安全から」と考えるこんぶ土居では、製造に際して、最高級の伝統調味料のみを使用し、加工助剤やキャリーオーバー等表示を免除されているものも含め一切の食品添加物を使用しません。

 

また、食文化を守るため、時代に合った便利な「本物」を買いやすい価格で作ることと、同時に消費者に正しい情報を伝えることも大切だと考えていらっしゃいます。

 

その本質をつかんでもらうため、代表の土居純一さんは、食や文化、環境についてもブログで発信しています。

こんぶ土居店主のブログ (hatenablog.com)


私たちの食卓が、多くのプロによって支えられていること、そして、環境変化によって今までの食文化を維持し続けることが危うい状況でもあることが、わかりやすくかかれています。元々ダイバーとして海に潜っていた私は、天然昆布と環境の話は、胸に迫るものがあります。そのほかにも、食品添加物についてや、食文化について、わかりやすくかかれています。

伝えようとする熱い気持ちと、その内容をみては、いつも頭が下がります。

ご興味のある方は、ぜひ一度ご覧ください。

送料について(税込み)

 

合わせて5000円以上お買い上げのお客様はこちらの製品の送料は無料とさせていただきます。

北海道 825

青森・秋田・岩手 660

宮崎・山形・福島・東京・茨城・栃木・
群馬・埼玉・千葉・神奈川・山梨・静岡・
愛知・岐阜・三重・新潟・富山・石川・
福井・長野 605

京都・滋賀・奈良・和歌山・大阪・兵庫 660

岡山・広島・山口・鳥取・島根・香川・
徳島・高知・愛媛 715

福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島 825

沖縄 825

発送日 発送は月曜日と木曜日になります。
(月、火、水にご注文の場合は木曜発送)
(木、金、土、日にご注文の場合は月曜発送)