きょうのやさい 2023立冬
私の住んでいる村に初雪が降った。友達が採ってきてくれた柿は軒下に吊るして、今年は高い所もズク出して揉むぞと心に決める。
ぽかぽか太陽の下、娘と並んでお弁当が食べられる陽気な季節も終わり。秋の楽しみが過ぎ去ったことを憂いていた矢先、フウシカオーガニックからはピーンと張った小松菜やカブ、日差しを浴びて輝くトマトとピーマン等、今日も多種多様なお野菜達が届いた。
「フウシカ野菜の定期便 2023年11月10日」
ー本日のお品書きー
・みやま小かぶ
・黄金かぶ
・ゆるぎ赤かぶ
・ケールミックス
・二十日大根
・ルッコラ
・さつまいも
・トマトーメニーナ
・じゃがいもーきたあかり
・ピーマンーカリフォルニアワンダー、ニュークリーム
・ごせき小松菜
・赤からし菜
・千筋京水菜
立冬に食べるフウシカオーガニックのトマトとピーマン。夏に比べればさすがに硬いけれど、旨みはしっかり詰まっているから炒めて美味しく頂いた。
スーパーの生鮮売り場では食材の旬を知ることはできても、畑に在る野菜の一生を知ることはできない。地場の野菜が姿を消して遠くの産地のものが出回ると、自然と気持ちも離れていくものだ。だけどフウシカオーガニックの宅配野菜を始めてから、見た目や味や食感は変われど逞しく在り続ける野菜の姿に、命のリアルを感じるようになった。まるで畑の隣で暮らしているかような感覚で、ありのままを受け入れている感じ。「カブの葉っぱも一緒に炒めたけど、これ美味しいね!」「根っこも甘くて美味しいよ」なんて新たな発見を楽しみながら、家族で「おいしい」を探し、楽しんでいる。
野菜って、愛おしい。
文・写真/種と風広報舎