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FUUSHIKAのある暮らし-冬至
by organicFUUSHIKA
今夏から始めたフウシカオーガニックの宅配野菜は、気付けば季節を3つ巡った。2週間に一度届く楽しみも、大地が凍てつく冬の到来と共にお休みに入る。昨日、森さんから今期の最終便を受け取った。「畑で根を張っている間は、寒さから身を守ろうと自らの力で糖度を増すんだよ。そうして凍らずに頑張った野菜たちはすごく甘くておいしい」と、森さん。
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FUUSHIKAのある暮らし-寒露
by organicFUUSHIKA
金曜日、フウシカオーガニックの宅配野菜が届いた。娘は箱の中を覗き込み、そこに広がる豊かな色彩に手を伸ばす。指の力を加減できるようになり、トマトは潰さず持てるようになり、茄子は両手で抱えて得意気。茄子のヘタはちくちくしていること、人参にはふさふさとした細長い葉っぱがあること。触れてみなければ知り得なかったそれぞれの素顔を、娘は静かに感じていた。
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森さん家のひるやすみ [1話]タネのちから
by organicFUUSHIKA
フウシカオーガニックを手掛ける森隆博さん、薫さんとお昼休みをご一緒して、自然と共にある畑と田んぼのこと、お二人の仕事と暮らしを見つめる連載。
第1話は、「タネのちから」。
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FUUSHIKAのある暮らし-処暑
by organicFUUSHIKA
セミの合唱に残暑を味わい、日暮れ後は秋の虫が奏でる涼やかな音色。八ヶ岳に訪れた束の間の盛夏は静かに過ぎ行き、秋雨前線がやってきた。2週間に一度、自宅に届くフウシカの宅配野菜。箱を開けると、今日は小さなお花が添えられていた。森さんからのメッセージが添えられている時もある。金曜日の朝に訪れる、ささやかな喜びのひと時だ。
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FUUSHIKAのある暮らし-大暑
by organicFUUSHIKA
朝晩、窓から感じる風がひんやりとしてきた。ついこの間始まった八ヶ岳の夏は、あっという間にその真ん中を過ぎた気がする。短く濃い、高原の夏。今この瞬間を逃すまいと、太陽のエネルギーを最速で成長に変えていく、植物たちの生命力には頭が下がる。今日は金曜日。フウシカの宅配野菜が届く日だ。
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FUUSHIKAのある暮らし-小暑
by organicFUUSHIKA
大らかで、柔らかく。健やかで、逞しい。手を添える人も、いのちを育む大地も。段ボールの中で、小さく息をしている野菜たちに初めて触れたとき、私が感じたことだ。ビニール袋で個包装されていない彼らは、まだ少し土がついていたり、瑞々しい輝きを放っていたり、ついさっきまで大地と繋がっていた気配を伝えてくる。そこには、逞しく健やかな力が満ちていた。2022年7月。私は、森さんが手がけるフウシカオーガニックの宅配野菜を始めた。
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フウシカフィールドレポート - 2022年 初夏
by organicFUUSHIKA
眩しい太陽と爽やかな風が心地よい5月末の日曜日、子供たちと一緒にFUUSHIKA ORGANICの田植えに参加させていただきました。田んぼに着いたとき、目の前に広がる光景を見て思い浮かんだ言葉は、「自由」と「平穏」。
壮大な山々に囲まれたこの空間はなんて美しいんだろう。
子供たちは泥だら...
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フウシカフィールドレポート - 2021年 夏
by organicFUUSHIKA
「本当にこの中に野菜があるの?」
フウシカオーガニックの畑を見て子供たちが口にした言葉です。
“畑”と言われて子供たちが想像したのは、畝と野菜が綺麗に見える場所。でも、フウシカオーガニックの畑はどこからが畑の中でどこからが畑の外なのか分からないほど賑やかに雑草が生えています。
腰の高さほ...
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好き嫌いはあってもいいんだよ(後編)
by organicFUUSHIKA
好き嫌いは、野生だ
好き嫌いの感覚を持っているのは人間だけではありません。
自然界の動物は、病気になると自分の味覚や嗅覚等を使って、自分が食べるべきものを選んで摂取します。
食べる物の選択=命の選択といっても過言ではないでしょう。
では、どうやって自分の食べるべきものが分かるのか?
その判断...
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自然は虹色のクレヨン
by organicFUUSHIKA
自然の中では、子供が描いた絵のような世界に出会うことがあります。自由さや雄大さを前にすると、安心感を抱き、心が軽やかになります。世の中の正解が窮屈に感じていた私のような人も、世界の多様性を自然から学び、未来への支えにできると私は思っています。
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フウシカフィールドレポート - 2021年 春
by organicFUUSHIKA
山から降りてきた清々しい風が、田んぼの上を吹き渡る5月。軽トラックで畑に着くと、森さんが野菜の発育状態を手で触りながら確かめはじめた。
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FUUSHIKA organicへのインタビュー
by organicFUUSHIKA
コロナ渦での移動を制限された生活の中で「農業ってやっぱり強いな」と感じた人は多かったのではないだろうか。種を撒けば芽が出て土に根を下ろし、実が私たちの糧となる。そんなシンプルなことがとても尊いと思える時間だった。
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